マグニフィセント7(ビッグテック)投資

ビッグテック、マグニフィセントセブンとは

ビッグテックとは世界市場で支配的な影響力を持つ米国のIT企業の事を言います。さらに最近ではIT企業だけではなく米国の主要テクノロジー企業を入れた7つの企業の事をマグニフィセントセブンと言います。本来マグニフィセントセブンとは荒野の7人をリメイクした映画の題名で、この映画の名前から由来しています。

ビックテック 5社

  • アップル AAPL
  • マイクロソフト MSFT
  • グーグル(アルファベット) GOOGL
  • アマゾン AMZN
  • メタ(FB) META
AAPL
MSFT
GOOG
AMZN
META

マグニフィセントセブン 7社

上の5つの銘柄に以下の2つを足したものです。

  • エヌビディア NVDA
  • テスラ TSLA
NVDA
TSLA

FANG+ インデックス (NYFANG) 10社

上の7つの銘柄に以下の3社を加えた10銘柄のインデックス(指数)です。ビッグテック、マグニフィセントセブン、FANG+のETFや投資信託はこの指数を基準としてるものが多いです。10銘柄に等金額投資する商品が主流です。

  • ネットフリックス NFLX
  • アドバンスト マイクロ デバイス AMD
  • スノーフレイク SNOW
NFLX
AMD
SNOW

ビッグテック、マグニフィセントセブンが注目される理由

2022年後半以降から2023年の現在まで上記の7つの大企業に資金が集中して株価が上昇しています。理由は色々あると思いますが、利上げが続き金利が上昇するとナスダックのハイテク企業に影響があると言われますが大型株以上に中小企業に影響があるようです。また2022年は1年を通しての調整相場が続きましたが、2023年はその暴落の戻り相場になっています。戻り相場では、まず大型の株が買われ高値を更新すると大型株以外の株やハイテク以外のセクターに資金が移動して循環相場が始まります。それまでの間は強い大型株に資金が集中するのは米国市場に限った現象ではありません。

ビッグテック、マグニフィセントセブン投資方法

個別株をそれぞれ購入するのが簡単な方法ですが、米国株式市場に上場しているETFや日本で販売されている投資信託を購入して投資する方法もあります。私は個別株と同じく株式市場で取引できるETFやETNを購入していますが、少数の企業に投資する特殊なETFやETNのため、そもそも種類が少なく日本国内の証券会社でも取り扱ってる所が少ないのが現状です。個別株で7つの銘柄を買うのがシンプルな投資法ですが、管理が面倒だったりするので積み立てに対応した投資信託やレバレッジを掛けたETFやETNも人気があります。

ビッグテック、マグニフィセントセブンのETF(ETN)

*レバレッジ無しETF
Roundhill Magnificent Seven

BIGT

Roundhill Magnificent Seven ETF (BIGT)

BIGT

購入しやすいレバレッジ無しのETFですが、日本の証券会社では殆ど取り扱いが無いようです。

*3倍レバレッジ有りETN
MicroSectors FANG+ Index 3X Leveraged

MicroSectors FNGU

MicroSectors FANG+ Index 3X Leveraged ETN

FNGU

レバレッジ3倍の日本の証券会社では殆ど取り扱いの無いETNになります。源泉徴収ありの日本の証券会社では取り扱いはありませんが、日本で営業している外資の証券会社で源泉徴収なしの証券会社で購入する事ができます。また海外の証券会社でも購入できる所と出来ない所があるので、ETNと言う事で信用度が低いので証券会社で取り扱いが少ないと思われます。ですが早くからビックテックに注目してこの商品を売り出したことから出来高も非常に多く人気のETNになります。

ETNとは?
ETFは裏付けのある資産を保有しますが、ETNは裏付けのある資産を保有しない投資商品になります。その為に一般的に信用リスクが高いとされます。

*2倍レバレッジ有りETF
Direxion Daily NYSE FANG+ Bull 2X Shares

Direxion FNGG

Direxion Daily NYSE FANG+ Bull 2X Shares (FNGG)

FNGG

日本の証券会社でも売買が出来るレバレッジ2倍のETFです。但し出来高が非常に少ないので注意が必要です。購入資金が大きい場合は少しづつ株価が上がらないように売買する必要があります。売却する時も同じなのですが暴落時は約定しにくく逃げるのが大変になる事もあります。源泉徴収ありの日本の証券会社から購入できる唯一のETFになると思います。

ビッグテック、マグニフィセントセブンの投資信託

iFreeNEXT FANG+インデックス

iFreeNEXT FANG+インデックス

FANG+ インデックス (NYFANG)を構成する銘柄に投資する投資信託です。積み立てにも対応してるようです。

netWIN GSテクノロジー株式ファンド

netWIN GSテクノロジー株式ファンド

Aコースの為替ヘッジありとBコースの為替ヘッジ無しがあります。ビッグテック、マグニフィセントセブン銘柄以外にテクノロジー関連35銘柄で構成されている投資信託です。

ビッグテック、マグニフィセントセブン投資の注意点

インデックスNYFANGは定期的に採用銘柄を変更しています。現在人気のある企業もやがては成長期→安定期→衰退期と変化して行きます。ですので現在の採用銘柄が固定されたものでは無い事に注意しましょう。更にレバレッジ商品は2倍3倍の価格で変動しますので、2023年の上半期の様な2022年の戻り相場のような時は良好なパフォーマンスを叩き出しますが、一旦調整が入ると同じく2倍3倍の速度で暴落しますので非常に価格変動(ボラティリテ)の大きい投資になります。良いタイミングで使う事が出来れば大きな利益を伴いますがその逆もあるのでもろ刃の剣のような物です。

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